”コカ・コーラ ゼロ” 鈴鹿8時間耐久ロードレース
2009年10月30日(金)〜11月1日(日)
全日本ロードレース選手権最終戦「MFJGPスーパーバイクレースin鈴鹿」
会場:鈴鹿サーキット・東コース(三重県)
ウイダーD.D.BOYS/#44児玉勇太(JSB1000クラス)
予選12位(レース1グリッド13位/レース2グリッド12位)
決勝(レース1)リタイヤ/決勝(レース2)リタイヤ
レギュラー勢に続き、初の予選Q3進出!
しかし、決勝レース1で痛恨の転倒
30日(金)ATR合同走行、31日(土)公式予選
最終戦MFJグランプリは、全日本ロードレース選手権では初めてとなる鈴鹿サーキット・東コースでの開催。東コースはメインストレートを含むコース前半部分で、右コーナーが主になるコースレイアウトのため、タイヤの左サイドが暖まりにくく、事前テストでは左コーナーで転倒するライダーが目立った。児玉も1週間前に行われたブリヂストンタイヤの事前テストに参加。1日のみの参加ではあったが、メーカー合同テスト勢に続く51秒後半をマークしてテストを無事に終えた。
30日(金)ART合同走行は、事前テストからの延長で車体セットの詰めと最終のタイヤ選択を行う。タイムは事前テストのベストを上回り、51秒5と予選に向け前進する。
31日(土)公式予選は、午後からノックアウト方式にて行われた。Q1(30分)→Q2(15分)→Q3(15分)と3回に分けて出走マシンが絞られいく。児玉はQ1で51秒4のタイムで13位を得て、18位以上で行われるQ2へ進出。Q2ではさらにベストタイムを縮め、51秒3のタイムで12位を得て、12位以上で行われる最終予選Q3へ進出を果たした。Q3では、Q1とQ2それぞれの予選にてニュータイヤを使用したため、ベストタイムは51秒5と、さらなるタイムアップは望めず12位にとどまったが、Q3への進出はスポット参戦の体制としては嬉しい成果となった。
1日(日)ウォームアップ、決勝レース1/レース2
1日(日)朝のウォームアップは、決勝レース1、2に使用するタイヤ2セット分の皮むきを中心に走行する。決勝レース1は、ST600クラスの赤旗中断があり、若干遅れ正午12時12分にスタート。スタートでやや出遅れた児玉は、オープニングラップを14位で通過する。5ラップ目、浜口選手(Team櫻花・橋本組)をS字コーナーでパスし13位に浮上。しかし、同ラップの最終コーナーで、フロントタイヤから痛恨のスリップダウン。そのままリタイヤとなる。児玉に怪我は無かったものの、マシンの損傷がひどく、スタッフはレース2に向け懸命のマシン修復に努める。
決勝レース2は、レース前から雨が降り始め、レインコンディションでのフリー走行5分間がスケジュールに追加される。しかし、マシンの修復に時間を要し、フリー走行には不参加。何とか決勝グリッドへマシンを並ばせるも、グリッドへ整列するためのサイティングラップにて、エンジンブローしたマシンがストレート上を走行。コース上にオイルが発生し、処理と清掃のためレース進行が中断。全車一旦ピットへ戻り、レース2はスタートディレイ(再レース)となった。
午後3時28分、雨の中レース2がスタート。マシン修復のため、完全な雨の車体セットとレース2に向けた整備が間に合わなかったこともあり、児玉はスタート後からペースが上がらず、14位、16位、18位と順位を落とす。その後、ヒート1のスタートから何度もスタート進行を繰り返したこともあり、クラッチにトラブルが発生。14ラップ目にピットインしレース2もリタイヤの結果となった。
ライダー
コメント
「ART合同走行では、自分がイメージしたセッティングをトライしましたが、逆の方向に進んだため、午後からは修正しタイムもつながっていきました。予選は自分のペースを心がけ、Q1、Q2に挑みましたが、Q3はタイヤを使い切っていたので、セッティングの確認に専念しました。朝のウォームアップで細かいセッティングの詰めを行い、最終戦なので結果を残すため、思いっ切りいこうと決勝に挑みましたが、レース1は転倒という結果になってしまいました。浜口さんのマシンがストレートで速いため、最終コーナーで攻めた結果です。レース2は、レース1の転倒の影響があり、ベストな状態ではなかったためペースを上げることができず途中ピットインという結果になりました」
今シーズンはスポット参戦となりましたが、参戦に向けご支援をいただきましたメーカー様、
スポンサー様、ご声援をいただきましたファンの皆様にお礼申し上げます。ありがとうございました。
(ライダー、スタッフ一同)
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