MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ第3戦「スーパーバイクレースin九州」
2009年5月22日(金)〜24日(日)
MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ第3戦「スーパーバイクレースin九州」
会場:オートポリス(大分県)
ウイダーD.D.BOYS/#44児玉勇太 (JSB1000クラス) 予選13位・決勝10位

シーズン初参戦となったオートポリス。
自己ベストも更新し10位でチェッカーを受ける


22日(金)ART合同走行、23日(土)公式予選

 全日本選手権は、鈴鹿を中心としたスポット参戦となった2009シーズン。しかし、チームクルーの家族の急病により、第2戦鈴鹿2&4を欠場。この第3戦オートポリスが全日本選手権の初参戦となった。
 昨年は児玉のJSB1000クラス初挑戦ということもあり、市販スリックタイヤでの参戦でベストタイムは1分55秒後半。今シーズンは1分52秒台を目標にレースウィークに入る。
 22日(金)の合同走行は、アジア選手権の併催により午後からの1回のみ。さらに朝から濃霧のため午前の走行に中断が続き、JSB1000クラスにも影響し時間が短縮して行われた。1回での走行ではセッティングを詰めきれず56秒台をベストに終える。
 23日(土)は、鈴鹿8耐第2ライダーに決定した津田一磨も合流し、チームスタッフとして参加。児玉の参戦をバックアップする。
 午後からの公式予選は、通常の計時予選と違い、3回に分け遅いタイムの選手が切り捨てられるノックアウト方式。予選時間をフルに活用しセッティングを進めたい児玉にとってはマイナスの予選方式だが、気持ちを切り替えセッティングメニューをこなしていく。
 最初のQ1(1回目)は、40分間の走行。セッティング変更のためピットインを繰り返し、自己ベストを2秒縮める1分53秒9をマークしレギュラー勢に続く11位で終える。Q2(2回目)は、さらにセッティングを進めるが、タイヤの消耗と本数の限りもあり、1分54秒台で終え、順位を2番手落とし13位で終了する。ノックアウト予選の順位は落としたものの、タイムは更新し決勝に向け大きく前進する。

24日(日)ウォームアップ、決勝レース

 24日(日)朝のウォームアップは、昨日の予選タイヤを継続し、決勝に向け新たなセッティングを確認し12番手で終了する。
 決勝レースは、午後2時55分スタート。好スタートを決めた児玉は1コーナー進入で9番手に浮上。しかし、2コーナーで横江選手(RT森のくまさん佐藤塾)と児玉の左ハンドル周りが接触。クラッチレバーを損傷し順位を11番手に落とす。
 その後、先行する井筒選手(TRICK☆STAR)を4ラップ目ストレートでパスし10位に浮上。さらに5ラッ目1コーナー進入で西嶋選手(BEET RACING)をパスし9位に。7ラップ目には追い上げてきた井筒選手にパスされ10位に順位を落とす。井筒選手との9位争いの接戦はレース終盤まで続き、児玉もベストラップを更新する53秒台を何度かマークし追いすがるが、周回遅れのマシンも加わりポジションを維持するのが精一杯となり、今シーズン初レースは10位でチェッカーとなった。

ライダー
コメント
「今シーズンの初レースとなり、感覚がまだ戻りきれてなく、事前テストからレースウィークまでセッティングに時間がかかってしまいましたが、自分なりに考えられるベストは尽くしたと思います。今回のレースを通して新しい発見や得たこともあり、メインとなる鈴鹿8耐に向けて、マシン・ライダーともにベストな状態に持っていきます」


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