MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ第5戦「スーパーバイクレースin鈴鹿」
2008年9月5日〜7日
MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ第5戦「スーパーバイクレースin鈴鹿」
会場:鈴鹿サーキット
ウイダーD.D.BOYS/#44児玉勇太
予選17位・決勝(レース1)12位・決勝(レース2)14位 (JSB1000クラス)
ベストラップを2秒短縮! 自身最高位でチェッカーを受ける
5日(木)ART合同走行、6日(土)公式予選
鈴鹿8耐以降、レースごとにJSBのライダーとして成長が感じられるようになった児玉。しかし、鈴鹿8耐では電装系、続く第4戦SUGOでもクラッチとマシントラブルが続き、各セッションで成長をアピールするものの結果には残せず悔しいレースが続いている。この鈴鹿は、これら2戦の雪辱を果たし、アピールできるレース結果が残せるよう、ライダー、スタッフ一丸となって挑む。
鈴鹿の走行は、8耐以降ブリヂストンテストの機会を一日得て、午前ウェット、午後ドライのコンディションだったものの、セッティングも進み2分12秒台を記録。児玉自身のベストラップタイムを更新している。
レースウィークに入った5日(木)ART合同走行は、朝から局所的な激しい雷雨となり、コースが一部水没し一時中断に。JSB1000の走行は約1時間遅れてのスタートとなった。午前はウェット、午後も所々に川が流れるコンディションではあったが、予選・決勝日ともに天気予報も不安定なため、それぞれのコンディションを積極的に走行しセッティングを進める。結果は、午前・午後の総合で15番手を得る。
6日(土)公式予選は、朝から晴れ間も出始め完全なドライコンディションに。Bグループの児玉は早々にコースインし、グループ先頭集団の2台 酒井選手(ヨシムラスズキwithデンソー)と佐藤選手(ワイズギアレーシング)の後を追う。コースイン2ラップ目に2分11秒6、3ラップ目に2分11秒5を記録。午後の予選2回目も、単独で2分11秒台をコンスタントに記録。
何度かピットインを行いサスセッティングを変更し、2分11秒1まで詰めたところで予選終了のチェッカーとなった。結果は、ABグループ総合で17番手を得る。
7日(日)ウォームアップ、決勝レース(レース1、レース2)
6日に続き、朝から快晴の天候に恵まれる。朝のウォームアップは、決勝レースに向けたセッティングの最終確認を行い15番手で終える。
今大会決勝レースは、2ヒート制。レース1は、午前11時45分にスタート。好スタートを決めた児玉だったが、奥田選手(チームOSGモトスポーツ)との接触もありオープニングラップは16位。その後、2分11秒台で周回を重ね、武石選手(TRICK☆STAR)をパスし中盤には14位に浮上。レース後半は、12位の横江選手(RT森のくまさん佐藤塾)と0.1〜3秒差の激しい接戦に。何度かストレートで横に並ぶも、勝負は最終ラップまで続き、児玉がダンロップコーナーで仕掛け横江選手をパス。そのままチェッカーまで逃げ切り、自身最高位の12位でゴールした。
レース2は、午後3時15分にスタート。無難にスタートを決めた児玉は、オープニングラップを14位で通過。その後、13位にポジションを上げ、12位今野選手(PLOT FARO パンテーラ)を追う展開に。何度か間近まで捉えるが、レース1より若干詰めたサスセッティングがタイヤの消耗を早める結果に。10ラップ目には、シケイン進入でオーバーラン。その際に、後続の森脇選手(BABIE'S Racing ディライト)にパスされ14位に。何とか最終ラップまで順位をキープしチェッカーを受け、レース1、2ともに完走を果たした。
ライダー
コメント
「ブリヂストン占有走行と金曜日ART合同走行の際に、雨のため限られたドライコンディションの条件や時間の中、ベストタイムが出ていたので、公式予選はどこまで出せるか分からなかったけれど、タイムを更新する自信がありました。予選1回目は、速いライダーについていこうと追っているうちに11秒台が出ました。予選2回目は、別スペックのタイヤを得て11秒1まで縮まり、自分でもビックリするくらいタイムがでてセッティングも進みました。決勝レースは、JSB1000クラス上位の選手が見えるポジションで走行ができ、自分に足りないところやラインなどが勉強になりました」
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